有給休暇の取り方を知っていますか?
就業規則を読んだことがありますか?
給与明細はわかりやすいですか?
働いていて、「どうして?」と思ったことはないでしょうか。
そういうものなんだろう、となんとなく納得してしまっていませんか。
どうせ何かが変わるわけじゃない、と諦めてしまっていませんか。
2013年10月20日、プリントパック京都に組合ができました。
健康に、安全に、長く勤められる会社で、自分の仕事に誇りを持って働きたい。
この願いは、待っているだけでは実現しません。
プリントパックで働く皆さん、一緒に「働きやすい職場」を考え、創っていきましょう!
今回、労働組合を結成するに至ったのは、過酷労働、有休がとれないこと、残業代の支払いなどが不明瞭であること、退職金制度がないことなどに疑問を持ったことからでした。何より、ここで働いて本当によかったと思える職場にしたいという思いから動き始めました。
私達には、一生に使える限られた時間です。その時間に、自分が誇りを持って働ける、そんな人生を送りたいと私は考えています。今、組合を結成した私は、会社にとっては邪魔な存在と言えるかもしれません。しかし、私は、決して会社に刃向いたいわけではありません。社長がおっしゃる「家族にもここで働いて本当によかったと思ってもらえる職場にしたい」という言葉を本当に実現してもらいたいのです。この会社のためなら、自分を多少犠牲にしてでも頑張りたい、そんな目標の持てる場所にしたいのです。
それには、十分な休息、自分自身の為にも使える時間、家族と過ごす大切な時間が必要ではありませんか?ちゃんと、疑問を持ったら同等に会社と話し合える、そんな場所が必要ではありませんか?社員、アシスタント、バイト、ここで働く人たちは決して使い捨てにされる存在であってはならないと思います。何かあれば切り捨てられる、そんな職場で自分の一生を捧げられるでしょうか。みなさん、一度ゆっくり考えてみてください。
労働組合に加入するということは、決して会社に対する裏切り行為ではありません。正当な私達の権利です。全印総連という私達が加入した組合は、印刷業界全体の労働組合です。その中にプリントパック京都分会というプリントパックの労働組合ができました。
労働組合に加入した組合員に対する不当な扱いは、不当労働行為という法律違反になります。全国にいる全印総連の仲間が私達を支援してくれています。
まだまだ、私達の声はとても小さな声かもしれません。しかし、この小さな声をきっかけにこの会社の体制がさらに良いものになり、会社と労働者、双方が意見を交わせる良い職場になってくれることを願っています。
最後になりましたが、労働組合は、匿名でも加入可能です。(実際、中山、大橋以外にも加入しています。)ひとりでも多くの方が、一緒に考え進んで行ってくださることをお願いいたします。
プリントパック京都分会・分会長
中山悠平